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呼吸器外科

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呼吸器外科のご案内
 当院呼吸器外科は魚本、蜂須賀、藤岡の3人の呼吸器外科専門医で診療を行っております。5大癌(肺、大腸、胃、乳腺、子宮)のうち最も死亡数が多いのは肺癌で、現在年間7万人以上が亡くなっています。それと比較すると呼吸器外科専門医は全国的にまだ少ない現状にあります。「三人専門医診療」でどういったメリットがあるのか御紹介致します。
 
 早期肺癌手術における完全胸腔鏡下肺葉切除(cVATS:complete Video Assisted Thoracoscopic Surgery)

 内視鏡手術の進んだ日本では肺癌手術における胸腔鏡下肺葉切除は呼吸器外科専門施設では一般的なものになりつつあります。「胸腔鏡下手術」とは「胸腔鏡(カメラ)の画像をモニターで見てする手術」「肋骨を切らない手術」です。創部の大きさは肺癌の大きさ、手術の難易度などによって決まります。検診発見で見つかるような早期肺癌(腫瘍径が3cm以内、病期I期)はよい適応です。
 100%モニターを見て手術するため、手術の質はなにより胸腔鏡画像に尽きますが、ここで3人専門医体制が生きてきます。手術は主に2人で行い、1人は胸腔鏡を専任で持つ「カメラマン」の役割です。手術中は常に次の展開を予想してカメラワークを効かせることが重要で、知識と経験がものを言うところです。2人体制ではカメラは録画目的のおまけ画像となりがちで、実際に完全胸腔鏡下肺葉切除は難しいと思います。カメラの良いところは、全員(外科医、麻酔科医、看護師)で同じ画像を見ることができることにあります。外科医からでしか見えない画像ではないため、危険が潜む様なところでも、皆の目で確認することができます。高い安全・高い質・患者の疼痛・ストレス減少の3つが揃った手術と思います。2014年より手術室も新しくなり、2015年9月に胸腔鏡も最新世代のフルハイビジョンカメラ(ストライカー社1488HD)を導入いたしました。

CMOS搭載HD内視鏡システム(1488 HD 3-Chip. Endoscopic Camera: Stryker /日本ストライカー社)

 
 進行肺癌に対する集学的治療および縦隔腫瘍

 進行肺癌に対しては、手術のみではなく、化学療法、放射線療法を組み合わせた集学的治療を行っています。 片側縦隔リンパ節転移を有する、病期IIIAまでの症例には、導入放射線化学療法後に根治術を行い、それ以上の病期に関しては、放射線化学療法をおこなっています。また、昨今の医学の進歩で分子標的薬も多数開発されてきましたので、遺伝子変異のある患者さんには積極的に使用しています。
 検診等で発見される縦隔疾患にも対応しています。多くは良性疾患ですが、胸腺癌等集学的治療の必要なケースに関しても対処可能です。

 
 気胸治療

 従来通り、10代後半〜30代前半での「若年」の自然気胸がある一方で、原因疾患としてCOPDが年々増加しております。「高齢者」の気腫性肺病変が治療のターゲットになることも多いです。若年では、胸腔鏡下肺嚢胞切除が治療の主体となります。当科は5mmの胸腔鏡を用いて、Tissue-Link(TL)による肺嚢胞焼灼後に嚢胞切除する手術を特徴としています。利点としては、TL使用によって嚢胞切除個数と切除体積をより少なくでき,手術時間もより短縮できます。気胸根治と肺機能温存を両立させる手術です。3人体制になって、診断・麻酔・手術治療に関してspeedyに対応できるようになっております。
 一方、「高齢者」は若年の様に手術治療が出来ない症例も多く、癒着療法や気管支塞栓術(EWS)となることもあります。COPD治療から始まり、手術、癒着療法、EWSと呼吸器内科・外科分野に渡り広く治療にあたることが求められます。気胸治療は呼吸器外科開設以来、当科の得意領域でもあります。

  
 
 膿胸治療

 膿胸となる前段階として肺炎を来す事も多いです。肺炎は死亡率が高く、平成23年統計では悪性新生物・心疾患に次いで第3位となっています。膿胸には、高齢者、糖尿病、心・血管疾患、低PSが合併していることが多く、診断と治療戦略には経験と知識がますます必要です。また、術後の呼吸リハビリが特に重要な分野でもあります。手術に関しては、胸腔鏡手術を駆使してVATS掻爬術を施行します。全身麻酔が不可な場合は、局所麻酔下胸腔鏡掻爬術も可能です。呼吸器リハビリは、担当理学療法士が早期から積極的に介入する体制が整っており良好な成果を得ています。
 当初肺炎を疑い抗生剤による内科的治療をした症例で、治療効果が不良で胸水が増加した症例など是非ご紹介ください。

   
 
 気管支鏡検査

 2015年に透視併用内視鏡室が新しくなり、さらに使用しやすくなりました。肺癌診断では、細径気管支鏡による気管支内腔エコー下診断(EBUS-GS法による擦過細胞診、肺生検)、超音波気管支鏡ガイド下針生検(EBUS-TBNA法、肺門部・縦隔リンパ節の転移診断)を行っています。癌に対する遺伝子検査は必須のものとなってきており、そのためには良質な検体の確保が欠かせません。当院では、微小病変に関しても検査前のCTによる枝読み、シミュレーション、検査中の超音波ガイドを駆使して、ヒット率の向上に努めています。
 気胸や膿胸治療では気管支塞栓術(EWS法)を行っています。 中心型早期肺扁平上皮癌に対してレーザー治療(光線力学療法;PDT)、悪性疾患、良性疾患を問わず、気道の狭窄病変に対しては、硬性気管支鏡による気管ステント留置術も行っております。 肺癌診断と治療の幅、合併症対策、緊急時対策(異物気道閉塞など)などの面で大変な武器になります。

 

  呼吸器全領域に広く渡った診断・治療が当科の特徴でもあります。手術適応患者のみならず、診断に窮しているケース等、呼吸器胸部疾患に関することはお気軽にご相談ください。

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