令和3年度 松山市民病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 369 135 178 198 374 640 1007 1747 1314 393
当院は、市中基幹病院として急性期医療を担っており、救急車両年間受入台数3000件以上、年間手術件数(医科入院)4200件以上等、救急医療をはじめとして専門性の高い医療を提供しています。
標榜診療科26科により小児医療から高齢者医療までをカバーしており、愛媛県がん診療連携推進病院など幅広く対応しています。
地域の高齢化を反映して、全体から見ると60歳以上の割合が多くなっています。
従来の集中治療室6床に加え、平成29年6月からハイケアユニット8床を設置したことにより、高度急性期病床は14床まで増加し、重症患者に対して万全の体制で対応しています。また、平成29年11月より病児保育も開始し、小児医療の更なる充実も図っています。
令和2年2月から、国土交通省所管の自動車事故対策機構(NASVA)の運営を委託され、交通事故による脳損傷で重度の意識障害を負った患者を治療・看護する専門病床を5床設置しています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 64 25.42 20.57 31.25 87.06
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 37 12.14 13.14 2.7 76.19
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 33 15.64 14.41 0 69.55
110280xx9900xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 25 12.56 10.39 0 64.84
050130xx9900xx 心不全 20 18.2 17.35 10 78.35
当院内科では全員、専門診療科を持ちながら内科医としての通常外来、救急外来を担当しております。令和3年度はコロナウィルスのため全体に患者数が減少しております。上記疾患のうち誤嚥性肺炎、尿路感染症、前提機能障害、脳梗塞は全員で分担しながら診療しております。適宜専門科の呼吸器内科、泌尿器科、耳鼻咽喉科、脳神経外科、脳神経内科と連携を取り、診療の質向上に努めています。
糖尿病は糖尿病内分泌内科が担当し、教育入院なども積極的に行われております。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040100xxxxx00x 喘息 86 5.72 6.24 0 1.88
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 38 5.34 5.83 0 0.95
010230xx99x00x てんかん 30 3.73 7.22 0 4.93
080270xxxx1xxx 食物アレルギー 28 1 2.13 0 2.18
180030xxxxxx0x その他の感染症(真菌を除く。) 24 5.08 10.47 0 1.54
入院患者の多くは、一次医療機関からの紹介入院または救急外来からの緊急入院です。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) 107 5.21 4.74 0 66.92
060335xx02000x 胆嚢炎等 52 7.25 7.11 1.92 60.96
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 48 6.98 6.25 0 62.15
060040xx99x70x 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 34 3.56 4.34 0 62.5
060035xx99x7xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 31 3.42 4.72 0 66.39
腹部ヘルニアは専門外来を設けており、症例数が増えております。
2次救急輪番病院のため、急性期良性疾患が多くなっています。
急性胆嚢炎および急性虫垂炎は、ほぼ全例腹腔鏡下手術を行っています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 104 23.5 25.32 81.73 84.91
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 46 34.39 23.02 26.09 76.5
160620xx01xxxx 肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。) 33 20.58 13.52 0 31.67
160620xx02xxxx 肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。) 26 10.46 6.94 0 42.73
070343xx97x1xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 25 20.08 19.85 24 70.28
骨折等の一般外傷や救急外傷治療、膝関節疾患や脊椎疾患、手・肩疾患等の専門的な治療を積極的に行っています。
特に、近年は大腿骨近位部骨折の治療が多くなっています。
形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020230xx97x0xx 眼瞼下垂 130 2.25 2.94 0 52.89
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 2 2.5 7.68 0 91.5
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 2 2.5 4.01 0 60
160660xxxx1xxx 皮下軟部損傷・挫滅損傷、開放創 2 45 25.82 0 68.5
161000x102x0xx 熱傷・化学熱傷・凍傷・電撃傷(Burn Index10未満) 2 13 24.65 0 78
眼瞼下垂症については専門外来を設けており、クリニカルパスを用いて2~3日の入院治療にて対応しています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 23 22.65 15.63 52.17 72.3
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 22 17.36 9.78 31.82 77.55
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 21 13.57 8.30 19.05 69.14
010310xx99x0xx 脳の障害(その他) 17 29.29 10.04 5.88 48.12
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 8 19.63 18.90 37.5 63.75
脳神経外科では、脳血管障害・外傷・脳腫瘤・機能的脳神経疾患等の幅広い疾患の診断・治療を行っています。近年は、患者の高齢化・抗血栓薬使用の増加を反映してか、転倒による頭部打撲に伴う頭蓋内損傷が増加・かつ重症化傾向です。また、脳内出血の患者数も増加傾向です。

呼吸器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040200xx01x00x 気胸 31 6.65 9.86 0 24.84
040040xx97x10x 肺の悪性腫瘍 30 24.3 18.91 10 73.57
040040xx97x00x 肺の悪性腫瘍 22 19.23 10.47 0 72.73
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 17 8.47 3.30 5.88 76.18
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 10 12.1 18.42 0 78.5
良性・悪性の呼吸器疾患に対し専門医3名で診療しています。
肺癌に対しては、診療から治療(手術、化学療法、免疫療法、放射線療法など)まで一貫して呼吸器外科で行い、シームレスな対応をしています。
常に最新の知見を取り入れ、世界標準の診療を現実しています。
心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050180xx02xxxx 静脈・リンパ管疾患 7 2 2.75 0 75.14
050163xx97x0xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 2 2 8.16 0 79.5
050163xx02x1xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 1 30 19.66 0 69
050163xx9900xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 1 2 8.06 0 72
050170xx02010x 閉塞性動脈疾患 1 22 22.65 0 63
末梢血管疾患から心臓疾患(狭心症、弁膜症)、胸部・腹部大動脈瘤疾患まで広範囲の疾患に対して、すべての心臓血管外科専門医の資格を持った医師が治療を行っています。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患 63 5.24 4.83 0 76.27
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 46 2.89 2.71 0 74.37
020240xx99xxxx 硝子体疾患 1 3 4.17 0 60
020400xx99xxxx 眼、付属器の障害 1 14 12.28 0 86
眼科一般疾患について幅広く診療を行っており、白内障手術は入院管理下にて行っています。
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 23 7.3 6.47 0 52.7
030240xx97xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 15 7.33 8.62 0 27.93
030390xx99xxxx 顔面神経障害 9 11.89 9.01 0 70.44
030428xxxxxxxx 突発性難聴 9 12.11 8.75 0 68.67
030320xxxxxxxx 鼻中隔弯曲症 8 7 6.29 0 34.38
口蓋扁桃手術(小児、成人)、鼻・副鼻腔手術(成人)目的の入院と、めまい・突発難聴・顔面神経麻痺などに対する保存的治療目的の入院が大半を占めています。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080050xxxxxxxx 湿疹、皮膚炎群 1 6 10.28 0 38
免疫の低下、基礎疾患のある高齢・重症の帯状疱疹については、急性期・必要性のある場合、入院にて抗ウイルス剤の点滴加療を行っています。
日常生活の活動性低下をきたさないよう、短期入院としています。
蜂窩織炎、薬疹、湿疹の重症例についても必要に応じて入院加療を行っています。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
11012xxx020x0x 上部尿路疾患 86 6.56 5.56 1.16 58.74
11012xxx04xxxx 上部尿路疾患 77 2.01 2.59 0 54.4
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 56 8.13 7.02 0 76.96
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 43 2.05 2.50 0 71.44
11012xxx97xx0x 上部尿路疾患 22 5.23 7.16 9.09 62.36
泌尿器科では尿路結石・尿路腫瘍に対する手術が中心となっているが、検診で前立腺腫瘍マーカーPSA高値の方に対する精査、陰嚢内疾患、排尿障害や尿失禁、膀胱脱などの女性泌尿器科疾患にも対応しており、さらに、尿路感染症・性感染症を含め泌尿器科全般の診断、治療を行っております。
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040170xxxxxx0x 抗酸菌関連疾患(肺結核以外) 14 2 9.34 0 69
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 12 13.75 18.42 0 72.42
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 11 8.09 9.07 0 75.36
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 8 3.5 3.30 0 74.88
040120xx99000x 慢性閉塞性肺疾患 8 13.25 13.41 37.5 72.5
呼吸器内科で扱う疾患は肺癌をはじめとする胸部の腫瘍性疾患、気管支喘息、慢性腫瘍性疾患(COD)、肺感染症(肺結核の場合、排菌があれば専門施設に紹介)、種々原因による間質性肺疾患、気胸・膿胸等の胸膜疾患、縦隔疾患、など多岐にわたっています。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx9910xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 112 2.99 3.06 0 69.66
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸 70 2 2.03 0 62.14
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 68 4.57 4.36 0 71.25
050130xx9900xx 心不全 43 14.42 17.35 11.63 84.47
050070xx01x0xx 頻脈性不整脈 33 6.64 4.79 0 68.58
狭心症や心筋梗塞に対しては心臓カテーテル検査・治療を行っています。
最近はご高齢の心不全の方も増えていますが、当院では積極的に入院・外来での心臓リハビリテーションを行っています。
睡眠時無呼吸症候群は動脈硬化とも関連します。1泊2日の検査入院を行っています。
救急医学科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
161070xxxxx00x 薬物中毒(その他の中毒) 9 1.89 3.70 0 44.44
180010x0xxx2xx 敗血症(1歳以上) 6 30.5 31.19 50 72.83
010230xx99x00x てんかん 3 8.67 7.22 33.33 69
160995xxxxx0xx 気道熱傷 3 2 4.14 0 59.67
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 2 29 15.63 100 86
8日に1回の割合で二次救急を担当しており、令和2年度は3000台の救急車の受け入れを行っています。
各診療科で対応できる入院患者については各診療科での入院となるが、薬物中毒や重症患者については当科で対応しています。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 206 3.06 2.65 0 68.36
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 64 10.95 9.21 10.94 77.69
060102xx99xxxx 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 37 7.49 7.70 0 63.76
060190xx99x0xx 虚血性腸炎 33 9.27 8.74 0 67.06
060130xx9900xx 食道、胃、十二指腸、他腸の炎症(その他良性疾患) 28 9.75 7.74 10.71 63.93
近年、胆石発作により救急受診する症例が増えてきております。また、膵癌症例も増加してきており、胃癌の患者様も依然多く治療いたしております。胃癌は早期で発見できれば内視鏡で取ることも可能であり、最近は内視鏡で取れる方も増えてきております。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 22 6 13 14 0 23 1 8
大腸癌 9 19 30 34 0 99 2
乳癌 12 9 3 0 5 26 1 8
肺癌 40 7 20 27 0 46 1 8
肝癌 3 1 6 17 0 29 2
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
【胃癌】
内視鏡的切除(ESD)の対象とならないStageⅠ胃癌には腹腔鏡下胃切除術を行っています。
進行胃癌は進行度や諸条件を勘案して腹腔鏡手術か開腹手術かを選択しています。高度進行・再発胃癌に対してはガイドラインに従った化学療法を行いますが、高齢の進行癌の方が多いため、症例ごとにきめ細かく対処するようにしています。

【大腸癌】
進行大腸癌(結腸癌、直腸癌)に対しても積極的に腹腔鏡下手術を実施しております。
また進行下部直腸癌に対しては、術前化学放射線療法を導入しており、肛門温存手術に取り組んでいます。また転移再発の切除不能大腸癌に対しても、化学療法を行うことでコンバーションが可能になるような治療方針を立てて、取り組んでおります。

【乳癌】
進行度に応じてガイドラインに沿った標準的治療を行っています。手術、化学療法、放射線療法、内分泌療法を組み合わせ、最適な医療を提供できるようにしています。手術療法に関しましては整容性、根治性を追求して行っています。化学療法、放射線療法、内分泌療法に関しましては最適かつ最新の知見をもとに施行しています。

【肺癌】
病期Ⅰ・Ⅱに関しては手術を第一選択として考慮し、ⅢAは導入化学療法後の手術を行っています。ⅢB以上は化学療法、放射線療法等を組み合わせて治療を行っています。原則的に最新のガイドラインに即した治療を選択していますが、個々の症例に合わせた方針を導き出し、最適な医療を提供できるよう心掛けています。新規の抗癌剤や分子標的薬に関しても積極的に取り入れています。

【肝癌】
初発症例や、多中心性発生による再発症例に対して、治療時点における肝予備能等を参考に、消化器内科や外科でRFAによる焼灼術、経動脈的な血管内からの治療(塞栓術や化学療法)、アルコール注入、手術による切除を行っています。また分子標的薬による治療も行っています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 20 7.9 52.95
中等症 55 17.22 80.22
重症 12 15.58 81.25
超重症 5 19.6 90.6
不明 0 0 0
肺炎は疾患別死亡率の高い疾患であり、高齢者の肺炎が多くなっています。ガイドラインに則って治療を行っています。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 146 27.1 76.97 45.56
その他 23 24.87 78.17 5.33
最も医療資源を投入した傷病のICD10コード別に発症日から「3日以内」、「その他」に分けて患者数、平均在院日数、平均年齢、転院率を集計しています。脳梗塞では、早期の治療が重要であり、出来れば1~2時間の間に診断が受けられるように来院されることが重要です。当院では、tPA治療、血栓回収療法も行っており、治療成績は上昇しており、平均在院日数も短縮傾向です。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 13 6.38 3.23 0 74.62
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)(単純) 10 13.5 53.4 10 67.3
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 9 0.89 9.78 11.11 67.11
K654 内視鏡的消化管止血術 7 1.43 20.14 28.57 78
K386 気管切開術 5 30.4 38.8 100 78.6
令和3年度はコロナウィルスのため、全体に手術件数が減少しています。血液透析を行うためには血液の出し入れをする血管を作る必要があります。(末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)(単純))
胆石・膵癌の増加に伴い、内視鏡的胆道ステント留置術、内視鏡的乳頭切開術も積極的に行っております。内視鏡的消化管止血術は緊急で施行できる体制をとっております。大腸ポリープに対する内視鏡的切除術も積極的に行っております。
小児科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K300 鼓膜切開術 2 0.5 4.5 0 1
K626-2 リンパ節膿瘍切開術 1 12 4 0 2
外科的な処置が必要な場合は、当院外科や耳鼻咽喉科または小児外科のある病院に紹介しています。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 113 1.1 5.22 1.77 62.54
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 70 0.33 3.6 0 62.5
K6335 鼠径ヘルニア手術 40 0.75 4.38 0 74.48
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) 34 2.47 16.5 70.59 82.94
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 30 0.4 4.1 0 40.63
胆嚢摘出術と虫垂切除術は、高度の炎症を伴った症例でもほぼ全例を腹腔鏡手術で行っています。鼠径ヘルニアも半分以上が鏡視下手術です。
腹腔内膿瘍を伴う急性虫垂炎は、手術による合併症を減らすため、なるべく消炎後の待機手術にしています。一方、急性胆嚢炎はガイドラインに従い、重症例を除き早期手術を心がけています。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) 78 4.1 18.68 75.64 83.59
K0821 人工関節置換術(膝) 54 1.96 35.35 24.07 76.76
K066-21 関節鏡下関節滑膜切除術(膝) 38 1.68 7.66 0 45.58
K0811 人工骨頭挿入術(股) 37 5.3 17.43 86.49 85.7
K0462 骨折観血的手術(下腿) 35 2.34 17.11 17.14 62.34
大腿骨近位部骨折・下腿骨骨折等の骨折に対する手術や、関節鏡視下手術や人工膝関節置換術等の膝関節手術・脊椎手術・手の外科手術・肩関節手術などの専門的な手術を多く行っています。
形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2191 眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法) 115 0 1.24 0 51.23
K2193 眼瞼下垂症手術(その他) 14 0 1.29 0 65.29
K2192 眼瞼下垂症手術(筋膜移植法) 3 0 1 0 43.33
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) 2 0 1.5 0 91.5
K0301 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(躯幹) 2 0 1 0 58.5
眼瞼下垂症の手術は主に眼瞼挙筋前転法による手術を行っています。
ホームページ形成外科内の詳細をご覧下さい。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 18 2.89 18.89 27.78 78.17
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 9 10.11 13.11 33.33 74.78
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所) 6 2.17 21.83 16.67 57.67
K1643 頭蓋内血腫除去術(開頭)(脳内) 5 13.8 67.4 100 60.6
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) 5 10 167.4 40 69.8
患者の高齢化に伴い、慢性硬膜下血腫が多いのは例年通りです。当院では検査機器の更新により血管内治療にも注力しており、頚動脈ステント留置術の件数が増加しています。また、脳梗塞に対する血栓回収術を積極的に行い、最低限の後遺症で回復される患者も増えています。Kコードには反映されませんが、当院では愛媛県内で唯一、脳脊髄液減少症に対するブラッドパッチ術(硬膜外自家血注入療法)を行っており、疾患の啓蒙活動により治療頻度も増加傾向です。
呼吸器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5131 胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除)) 34 2.5 3.88 0 29.15
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える) 31 8.03 14.97 3.23 74.32
K508-21 気管・気管支ステント留置術(硬性鏡) 8 2.38 19.25 0 61.63
K5143 肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える) 8 15.63 14.63 12.5 70.75
K496-4 胸腔鏡下膿胸腔掻爬術 7 6.86 15.14 14.29 66
Ⅰ・Ⅱ期の肺癌に対しては、完全鏡視下の手術を行っています。導入化学療法後は開胸による従来の術式を選択しています。また、当科はあらゆる呼吸器疾患に対応すべく、硬性鏡を用いたステント留置や気道拡張、光線力学療法(PDT)、気管支塞栓(ESW)等のインターベンション治療にも力を入れています。
合併症(COPD、糖尿病、循環器疾患等)を有する患者に対しても、他科とタイアップし、術前のメディケーションにより安全な手術が行えるような様々なプログラムを実行しています。
心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K617-4 K617-4 下肢静脈瘤血管内焼灼術 7 0 1 0 75.14
K6147 血管移植術、バイパス移植術(その他の動脈) 2 4 15.5 0 63.5
K6153 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(その他) 2 0 1 0 79.5
K5607 大動脈瘤切除術(腹部大動脈(その他)) 1 6 23 0 69
下肢静脈瘤に対する高周波血管内焼却術など、患者さんの負担の少ない治療を積極的に行っています。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他) 108 0.02 3.25 0 75.51
K2822 水晶体再建術(眼内レンズを挿入しない) 1 0 1 0 71
白内障手術は入院管理下にて行っています。片眼だと2~3日、両眼だと1週間程度の入院が必要です。翼状片に対する手術は入院・外来のどちらでも対応可能です。
耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 19 0 6.37 0 52.74
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 17 0 7.76 0 29
K347-3 内視鏡下鼻中隔手術1型(骨、軟骨手術) 9 0 6.11 0 38.89
K403-23 嚥下機能手術(喉頭気管分離術) 3 30.3 37.7 100 73.3
K370 アデノイド切除術 3 0 5.33 0 10
口蓋扁桃手術(小児、成人)、鼻・副鼻腔手術(成人)目的の入院と、めまい・突発難聴・顔面神経麻痺などに対する保存的治療目的の入院が大半を占めています。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 82 1.8 4.41 1.22 59.61
K768 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術 77 0.01 1 0 54.4
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 59 1.64 5.53 0 77.27
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 43 0.65 4.12 4.65 66.88
K8411 経尿道的前立腺手術(電解質溶液利用) 14 1.43 6.71 0 75.29
2021年泌尿器科では2歳から96歳までの294名の患者に対し396件の手術を施行し、77名の患者に対し140件の体外衝撃波尿路結石砕石術を施行しております。手術内容は、内視鏡手術が298件で全体の75.3%を占めております。最も多かったのは尿路結石に対してレーザーを用いた経尿道的尿路結石破砕術で91件でした。次いで、膀胱腫瘍に対しての経尿道的膀胱腫瘍切除術で66件でした。腎・尿路悪性腫瘍に対する体腔鏡下手術を20例に、前立腺肥大症に対してのレーザーを用いた経尿道的前立腺核出術(HoLEP)を14件施行しております。特に当院泌尿器科では尿路結石関手術が最も多く300件と全体の56.1%を占めております。
呼吸器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6153 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(その他) 5 1 8 0 61.2
K0061 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm未満) 1 8 6 0 83
K300 鼓膜切開術 1 10 4 0 79
K488-4 胸腔鏡下試験切除術 1 8 22 0 65
当科では手術を行っておりませんが、必要症例に応じて専門の診療科に紹介しております。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 43 2.21 2.95 2.33 73.37
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) 29 0 10.76 0 67.31
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ) 25 1 5.76 0 70.88
K5463 経皮的冠動脈形成術(その他) 16 1.63 3.63 0 69.38
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 16 1.94 8.56 6.25 82
狭心症に対する心臓カテーテル治療は3、4日の入院で行っています。
心筋梗塞を発症してしまうと約1~2週間の入院が必要となります。
また、心房細動などの不整脈に対する心筋焼灼術(カテーテルアブレーション)は、数日の入院で行っています。
救急医学科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K386 気管切開術 7 3 41.86 100 74.86
K403-23 嚥下機能手術(喉頭気管分離術) 1 20 47 100 74
K4211 口唇腫瘍摘出術(粘液嚢胞摘出術) 1 16 8 0 59
K6151 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(止血術) 1 0 7 0 70
当科で診療した呼吸不全の患者に対しては自科で気管切開を行っています。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 206 0.12 2.03 0.97 68.58
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 55 3.29 16 10.91 77.76
K654 内視鏡的消化管止血術 35 1.06 12.03 14.29 78.11
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみ) 35 3.4 6.54 8.57 75.77
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 23 10 6.57 4.35 67.22
新型コロナの影響で絶対数は減っていますが、昨年との比較では処置数は少し増加しています。疾患別割合は昨年と同様の傾向です。
大腸癌は増えてきており、早期の大腸癌や前癌病変のポリープは、内視鏡で切除することにより治療することができます。2番目、3番目に実施数の多い胆道ドレナージや乳頭切開術は、胆管結石や膵癌の方などに施行されており、緊急で処置を行う体制をとっています。また近年は、脳梗塞や心筋梗塞の患者様に抗血小板剤や抗凝固薬の使用が増えており、これに伴う消化管出血の頻度も増えております。これに対し、緊急的に内視鏡での止血術を行っております。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 2 0.03
異なる 14 0.22
180010 敗血症 同一 8 0.13
異なる 35 0.55
180035 その他の真菌感染症 同一 2 0.03
異なる 14 0.22
180040 手術・処置等の合併症 同一 32 0.5
異なる 3 0.05
これらは重篤な主疾患の合併症、あるいは診療に伴う合併症として発症しているものであり、ゼロにはなりえないものですが、少しでも改善できるよう努めています。
なお、「同一」とは、ある病気の診療目的で入院して、その病気の治療を行ったということを表します。
一方、「異なる」とは、ある病気の診療目的で入院したが、併発していた、もしくは入院中に発症した違う病気(この指標の場合は、播種性血管内凝固や敗血症、手術・術後の合併症)による治療が主だったものになってしまったことを表します。
また、合併症とは、術後出血や創部感染など一定の確率で起こり得るもので、医療ミスとは異なります。起こり得る合併症については、事前に説明し、同意をいただくよう努めています。
更新履歴
2022年9月26日 入力