平成27年 後期研修

後期研修1年目(内科・糖尿病、内分泌) 三津田 医師

松山市民病院での研修内容について

後期研修1年目
(内科・糖尿病、内分泌)
三津田 医師

 私は初期研修を県内の他病院で研修し、3年目より当院で後期研修を行っています。
私は愛媛出身ですが、県外の大学出身のため不安もありましたが温かく迎えていただき、医局も非常にアットホームな雰囲気です。
 現在は糖尿病内分泌内科で研修しています。糖尿病教育入院の患者さんを中心にした講義や回診を中心に、外来や甲状腺超音波検査などを行っています。
 糖尿病教育入院では、看護師や薬剤師、管理栄養士など様々な職種とチームを組んで、患者さんにアプローチを行います。入院期間中に血糖コントロールのみでなく、糖尿病教育講義や各種合併症の精査を行っていきます。1人1人を深く診ることができ、糖尿病内分泌内科独特のおもしろみがあると思います。また当科では様々な勉強会も開催されるため、最新の知識を学ぶことができます。
 一方、救急輪番日では救急対応をするため、肺炎や脳梗塞など幅広い症例を経験することができます。治療に難渋する症例でも、上級医師に相談する体制が整っており、私自身もいつも周囲の先生方に助けられています。
 また若手医師が担当する午後外来は、Common diseaseから重症疾患まで様々な患者さんが受診されるので、総合的に全身を診る力が必要とされ、非常に勉強になります。さらに病棟や外来のスタッフの方々も非常に優しく、頼もしい存在です。
 私はお昼は食堂で日替わりランチを食べていますが、その時間もみんなと楽しく相談できるため良いと思います。

当院での研修での長所・短所

 当院では糖尿病内分泌内科の研修中であっても自分のやる気があれば様々なことに挑戦でき学ぶことができます。上部内視鏡検査や腹部超音波検査、心臓カテーテル検査など幅広く学ぶことができることは大きな魅力の1つだと思います。
 また若手医師も多く、相談しやすい環境であり働きやすい病院です。また女性医師が多く自分の将来についても相談しやすいと思われます。

当院での研修を考えている学生・初期研修医へのメッセージ

 当院では、救急輪番日の救急外来を定期的に担当することから、救急車対応や外来でのトリアージ、救急処置など現場を通して学ぶことが可能です。軽症から重症まで非常に幅広く診療できます。上級医師に相談できる体制が整っており、また多くの症例を経験できるため非常に力がついていくと思われます。
 松山駅に近く病院も新しくなり、電子カルテも導入されました。売店のおにぎりもおいしいです。ぜひみなさん一度見学に来てください。

後期研修1年目(消化器内科) 沼田 医師

後期研修1年目
(消化器内科)
沼田 医師

松山市民病院での研修内容について
 まず、1週間の流れを以下にお示しします。
 
  月   午前:健診、午後:午後外来(総合内科外来)、17時からカンファレンス
  火   午前:消化器専門外来、   午後 下部消化管内視鏡検査、治療(ERCPなど)
  水・木 午前:上部消化管内視鏡検査、午後 下部消化管内視鏡検査、治療
  金   午前:腹部エコー検査、   午後 下部消化管内視鏡検査、治療
  土   隔週で内視鏡検査、エコー検査、外来係
 
 私は3年目から消化器内科を専攻していますが、松山市民病院の研修は一般内科としての業務と消化器内科としての業務両方を経験することが出来ます。
 一般内科として特徴的な業務の一つとして午後の総合内科外来が挙げられます。感冒様症状や下痢症状などを呈して来院される方から、脳梗塞やイレウス疑いなどで救急搬送される方、開業医の先生からの紹介で来られる患者さんまであらゆる疾患を診ることが出来ます。
 また、8日に1度の救急日では初期対応した症例は消化器疾患に関わらず、脳梗塞の方や肺炎の方も入院主治医として受け持ち、初診から退院、外来まで一貫した治療を経験することが出来ます。
 また一方で消化器内科としても上下部消化管内視鏡検査からERCP、EVLなどの治療まであらゆる手技を経験出来ます。
 初期研修医2年間で2ヶ月間しか消化器内科を選択しておらず、手技がほとんど出来ない状態での後期研修開始でしたが、4年目、5年目の後期研修医の先輩や、経験を積まれた上級医の先生方が昼夜関わらず相談に乗り助けて下さり、未熟な中でものびのびと多くの経験をさせて頂いています。

当院での研修での長所・短所

 長所は前述しましたように、専攻に関わらず、一般内科としての症例も経験出来る所だと思います。また、自分の専門でない分野についても循環器内科や血液内科など内科の先生だけでなく、一般外科、脳神経外科の先生方と医局が一緒であり、また快く相談に乗って下さる先生方ばかりであり、貴重なアドバイスを日常の中で得ることが出来ます。
 自分が後期研修先を決定するときに先輩の先生方から「専門的な経験を先にするか、一般内科としての経験を先にするか、どちらも後からでも努力次第で身につけることが出来るから、先に自分が経験したい方を選択したらいいよ。」というアドバイスを頂きました。
 この病院では当院より大きな病院と比較すると専門的な処置は少ないという短所もありますが、多数の科がそろっている総合病院でありながら一般内科、専攻した科の両者をバランス良く経験できると思います。

PAGEのTOPへ

PAGEのTOPへ