平成28年 後期研修

後期研修1年目(内科・糖尿病、内分泌) 塩見 医師

松山市民病院での研修内容について

後期研修1年目
(内科・糖尿病、内分泌)
塩見 医師

 僕は、3年目から糖尿病・内分泌内科を専攻していますが、松山市民病院での研修は一般内科の業務と糖尿病・内分泌内科としての業務の両方を経験することができます。
 一般内科としての業務は大きく3つあります。午後の総合内科外来、救急日の業務、健診業務です。午後の総合内科外来では、自分の受け持った午後の外来枠の中で、当院に来院された主に内科系の患者さんの診察を行います。また、8日に1回当番日となる松山市の救急輪番日での救急外来での対応を行います。午後外来・救急外来では、全身のありとあらゆる疾患を経験することができます。僕は、内科の基礎技術の一つに身体診察のスキルがあると考えていますが健診を含めてこうした一般内科としてのルーチンワークをこなしていくことで自然にそうした技術が習得できます。
 一方で糖尿病・内分泌内科として、糖尿病専門外来、糖尿病教育入院、あるいは他科血糖コントロールを通じて多くの患者さんと向き合うことで、貴重な経験を積むことができます。僕は初期研修期間中2ヵ月間しか糖尿病内科を選択しておらず、糖尿病専門外来の経験など全くない状態で後期研修を開始しましたが、4年目・5年目の先生方や経験を積まれた上級医の先生方が、昼夜を問わず助けてくださり、未熟ながらのびのびと多くの経験をさせて頂いています。

当院での研修の長所・短所

 長所は、前述したとおり、専門にかかわらず一般内科としての経験を積むことができるところだと思います。また循環器内科・腎臓内科・血液内科など内科の先生だけでなく、他科の先生とも医局が一緒であり、自分の専門でない分野についても快く相談に応じて頂き、貴重なアドバイスを得ることができます。僕の初期研修先は松山市民病院よりやや規模の大きい総合病院と大学病院のたすきがけでした。松山市民病院で経験する症例はそうした病院と比較すると専門的な症例がやや少ないことは短所に思いますが、多数の科がそろっている総合病院でありながら、一般内科、専攻した科の両方がバランスよく経験できると思います。

後期研修1年目(消化器内科) 國分 医師

後期研修1年目
(消化器内科)
國分 医師

松山市民病院での研修内容について
 まず、1週間の流れを以下にお示しします。

朝カンファ 午前 午後
月曜日 消化器内科 内視鏡 総合内科外来、カンファレンス
火曜日 内科全体 健診 消化器処置、病棟、家族説明など
水曜日 消化器内科 消化器内科専門外来 消化器処置、病棟、家族説明など
木曜日 消化器内科 内視鏡 消化器処置、病棟、家族説明など
金曜日 消化器内科 腹部エコー 消化器処置、病棟、家族説明など
土曜日 内視鏡、エコー
専門外来隔週で交代

 私は消化器内科を専攻していますが、当院では一般内科、消化器内科の両方を経験することが出来ます。一般内科としては午後の総合内科外来や8日に一度の救急日では初期対応した症例は消化器疾患にかかわらず肺炎の方なども入院主治医として受け持ち,初診から退院まで一貫した治療を経験できます。時には心不全や脳梗塞といった専門性の高い疾患についても他科の先生に相談しながら入院主治医、外来主治医になることも可能です。
 一方、消化器内科としては上下部消化管内視鏡検査からEPBD、EIS、RFAなどの専門的な治療まで幅広く経験できます。上記の内容に関しては上級医の見守りの下、手を変えずに完遂できる件数も徐々に増えてきており、最近では4年目の先輩Drと2人だけで出来る処置もかなり増えてきました。これも常に優しく相談に乗って下さり、手技を丁寧に教えて下さる上級医の皆様のお陰です。

当院での研修での長所・短所

 長所は上記のように専攻に関わらず一般内科としての症例も経験できるところだと思います。自分の専門でない分野に関しても他科のDrに相談しやすい環境にあります。また消化器内科としての長所は上記のように3年目にもかかわらずあらゆる処置の主施行医になれることに加え、毎日のカンファレンスで困った症例に関して相談する機会が設けられています。貴重な症例をお互い提示し合い、日々新たな発見が有りとても勉強になります。また他のメディカルスタッフは皆さんとても優しく接して下さり、医師として働きやすい環境が整っています。私も2年目の遅くまで進路に悩んでおりましたが当院で後期研修できて本当に良かったと思っています。興味がある方は是非一度見学に来て下さい。是非一緒に働きましょう。

PAGEのTOPへ

PAGEのTOPへ