救急部門(救急外来・麻酔科)卒後臨床研修2ヶ月

救急外来に関しては、当院の救急当番日(松山市の救急輪番制で8日に1回)には救急部門の研修期間内・外にかかわらず、各科の救急外来で指導医のもとで救急部門研修を行い、救急部門(2ヶ月間)の研修期間に加えるものとする

1.一般目標
〈救急外来〉
一般臨床医師として救急処置法を迅速かつ適切に行い、必要に応じて専門医に診療を依頼することができる
〈麻酔科〉
一般臨床医師として初期診療のために必要な麻酔科の基本的知識、技術及び手技等を身につける
全身麻酔、脊椎麻酔、心肺蘇生の基礎知識・技術を習得する
集中治療医学の基礎となる呼吸・循環管理について理解を深める
 
2.行動目標
〈救急外来〉

A. 研修全般プログラムの「A 経験すべき診察法・検査・手技」にある(4)基本的手技の達成(aまたはb
  または経験がある)率を研修1年目に70%以上にする

B. 研修全般プログラムの「B 経験すべき症状・病態・疾患」にある(2)緊急を要する症状・病態の達成
  (経験がある)率を研修1年目に70%以上にする  

C. 研修全般プログラムの「C 特定の医療現場での診療」にある(1)救急医療の達成(aまたはb)率を2年
  間で80%以上にする

 
〈麻酔科〉
1. 術前患者を評価する
  病歴の聴取、身体所見の把握、術前検査の評価(胸部X線、心電図、呼吸機能検査、血液
  検査など)
2. 麻酔計画について理解できる
  手術術式の理解、麻酔法の選択
3. 麻酔関連薬の薬理作用を理解する
  前投薬、吸入麻酔薬、静脈麻酔薬、筋弛緩薬、局所麻酔薬、心血管作動薬など
4. 麻酔準備について理解する
  ①麻酔器の始業点検
  ②気道確保・気管挿管に必要な器具の用意
5. 全身麻酔法の手技と理論を述べる
  ①静脈路の確保
  ②用手人工呼吸(補助・調節呼吸)
  ③気管挿管
  ④人工呼吸器の操作
  ⑤気管チューブ抜管の基準
6. 脊椎麻酔の手技と理論を述べる
  ①脊椎麻酔の適応と禁忌
  ②腰椎麻酔
  ③脊椎麻酔の合併症
7. 患者管理について理解する
  ①輸液管理
  ②酸塩基平衡・電解質のバランスの調整
  ③輸血の適応と副作用の理解
  ④呼吸管理
  ⑤循環管理
  ⑥術後疼痛管理

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