精神科卒後臨床研修1ヶ月

.一般目標
一般診療における精神的問題に対する適切な初期対応のために精神疾患を理解しその対処を習得する
.行動目標

A.研修全般プログラムの「A 経験すべき診察法・検査・手技」にある(2)基本的な身体診察法のうち下記の項目を達成(aまたはb)する
 (2)基本的な身体診察法
   9)精神面の診察ができ、記載できる

B.研修全般プログラムの「B 経験すべき症状・病態・疾患」にある(1)頻度の高い症状と(2)緊急を要する症状・病態と(3)経験が求められる疾患・病態にある下記の項目を達成(経験がある)する
 (1)頻度の高い症状
    35)不安・抑うつ
 (2)緊急を要する症状・病態
    17)精神科領域の救急
 (3)経験が求められる疾患・病態
    13)精神・神経系疾患
    ①症状精神病
    ②痴呆(血管性痴呆を含む)(レポート提出)
    ③アルコール依存症
    ④気分障害(うつ病、躁うつ病を含む)(レポート提出)
    ⑤統合失調症(精神分裂病)(レポート提出)
    ⑥不安障害(パニック症候群)
    
⑦身体表現性障害、ストレス関連障害(自ら経験すること)

C.研修全般プログラムの「C 特定の医療現場での診療」にある下記の項目の達成(aまたはb)率を2年間で60%以上にする
 (5)精神保健・医療(経験することが必須)

 1. てんかん、うつ病、統合性失調症などの病態を理解する
 2.代表的な抗精神病薬・抗うつ薬・抗てんかん薬をリストアップでき、その作用・副作用を
  述べることができる
 3.精神症状を見分けて専門医に紹介できる
 4.せん妄などの一般症候や精神疾患でみられる意識障害の鑑別ができる
 5.一般的愁訴(不眠、不安など)に対処できる
 6.精神的な問題を有する患者の特殊性を受け入れ配慮することができる

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