形成外科2017/10/28

もしもの時には!!形成外科バージョン

普段ケガなんかしないもの。それだけに、ケガをしたときは何をしていいのかわからないものです。ここでは病院に行く前にすべきことを書いています。できるだけ覚えておくのがいいですが、プリントアウトして、救急箱の中に入れておくか家庭の医学書にはさむなど工夫してください。

やけどをしたら!

やけどをしたら!まず風呂場、洗面所へ。シャワーなどで冷水をやけどしたところにかけて冷やします(これは忘れないで!!)。
広い範囲なら体温が下がるので、冷やし続けるわけにはいかないので、早めに救急車を呼びましょう。狭い範囲なら、冷やしながら救急車を待っている間に、ビニール袋の中に水と氷を入れて、移動中でも冷やせるように準備しましょう。病院へ来るまでどれだけ局所を冷やしておけるかが、やけどをどれだけ軽く押さえられるかにかかってきます。ただし、冷却用のスプレーやドライアイスで皮膚を凍らさないように!もっとひどい凍傷になります。

やけどの時に炎や高温の空気を吸ってしまったら!

皮膚のやけどどころではないので直ちに救急車を呼んでください。

酸、アルカリによるやけどは?

とにかく水洗いしてください。中和しようと反対の薬物を使わないように!(余計にひどくなります)

手指をケガしたら!

出血をしている所を押さえてください。そして、できるだけ高い位置に。心臓に近いところをしばってくる方がおられますが、中途半端だと余計に出血しますし、強すぎると、大きな後遺症が残ることがあります。

指先の皮膚をそいでしまったら!

指先の皮膚をそいでしまったら!落ちた皮膚を見つけて清潔な乾いた布につつみ、持ってきてください。その皮膚を縫いつけるとそのままくっつくことが多いですし、もし結果としてくっつかなくても、痛みや出血がおさまります。ただし、汚染していたり、挫滅が強かったりして、使えないこともあります。

指を切り落としてしまったら!

落ちた指は、清潔な乾いた布につつみ、ビニール袋に入れ、できるだけ空気を抜いて密閉して、氷水を入れたビニール袋に浸けて運びます。

顔を強く打ちつけたら!

何事もないようでも、病院へ。顔の骨はとても弱く、折れやすいです。鼻血が出ていても、鼻がつまった感じがあっても、絶対に鼻をかまないように!骨の折れたところから、空気や鼻水が身の中に入ってきてひどいことになります。

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