皮膚科

TOPICS

外来診療担当表

午前 野間 野間 野間 野間 野間 (第1・3・5週)
担当医
午後 野間 野間 野間 野間

午後外来 診療時間 14:00 ~ 16:00

特色

 当院皮膚科の特色としては一般的な皮膚疾患についての治療、検査に加え、手術が必要な場合は形成外科への紹介、合併症やほかの臓器症状があればそれぞれの専門の科に紹介することができ、幅広く連携がとれることです。
 また症状が重篤である場合や特別な治療が必要な場合については大学病院に紹介することができます。当院で対応可能な疾患については入院施設もあるため入院加療も行っております。

対象疾患・治療

対象疾患

皮膚科一般疾患(当院は美容治療は行っておりません)
感染症・・・白癬(みずむし)、単純ヘルペス、帯状疱疹、伝染性膿痂疹(とびひ)、蜂窩織炎、
      ざ瘡(にきび)、尋常性疣贅(ウイルス性いぼ)など
湿疹・皮膚炎・・・接触皮膚炎(かぶれ)、虫刺症(虫さされ)、痒疹、皮脂欠乏性湿疹、
      汗疹(あせも)など
蕁麻疹
尋常性乾癬・掌蹠膿疱症
尋常性白斑
水疱症
皮膚腫瘍・・・脂漏性角化症(老人性いぼ)、良性・悪性皮膚腫瘍(一部)
熱傷、皮膚潰瘍(軽症)

新しい光線療法について

ナローバンドUVB照射機が入りました

紫外線には可視光線、UVAUVBなどがあり、今まで光線療法にはUVAを主に使用していました。UVBには赤くなってやけどの様になるなどの刺激反応が強いため、有効性は高いのですがあまり使われていませんでした。ナローバンドUVBUVBのうち紅斑反応は出にくく、有効性のある一部の波長のみにしたものです。   当院にも専用の機器が入りましたので、照射できるようになりました。乾癬、類乾癬、掌蹠膿疱症、菌状息肉症、尋常性白斑、アトピー性皮膚炎などの疾患に有効です。すべての方に効果が出るわけではありませんが、今までの治療で効果の出にくい方、週1回の短時間の照射に通院が可能であれば(効果が出るまでには数ヶ月かかります)ご相談ください。

当院で行えるアレルギー検査

血液検査

ハウスダスト、ダニ、花粉、動物、食物(すべてできるわけではありません)、ホルマリン、ラテックスなど問診にてアレルギーの原因として疑われるもの、または3648種類がセットとなった検査などがあります。1週間ほどで結果がわかります。

プリックテスト

蕁麻疹など即時型アレルギーの検査です。専用の針で皮膚に吸収させて、反応がでるか1530分待ちます。食べ物などの場合は原因と考えられる食物を持参してください。果物などは血液検査で陽性になりにくいため、新鮮な材料をつかったプリックプリックテストを行います。薬で症状が出た場合はその薬を使って検査します。検査は平日午後の予約で行っています。

薬疹検査

症状と、薬の内服歴から疑われる薬剤について検査します。(お薬手帳など薬の内容、変更歴がわかるものを持参してください)。
 薬剤パッチテストの方法で行うこともありますし、費用はある程度かかりますが血液検査で行うこともできます。ただ100%わかる検査はないため、原因が突き止められない場合もあります。どうしても治療で必要な薬の場合は、内服誘発検査(実際に少量から疑う薬を飲んで、症状が再現するか見る検査)を行うこともあります。しかし、危険が伴いますので、アナフィラキシーショックや重症型薬疹については積極的に行いません。必要があれば大学病院などを紹介します。検査には薬が必要となりますので持参してください。

パッチテスト

主に皮膚に接触してかぶれるものについて行う検査です。化粧品、毛染め、植物など心当たりのあるものを持参してください。金属(アルミニウム、白金、亜鉛、水銀、銅、ニッケル、金、歯科用金属など)であればこちらに用意してあるもので行えるものもあります。
 またはっきりした心当たりがなければ一般にかぶれをおこしやすいもの(ゴムなど)のセットもあります。背中、うでの内側など湿疹などのない部分に調整したものを検査用のテープで貼ります。2日間テープで貼り、2日後、3日後にはがしてかぶれの反応がでているか判定します。受診は3回必要ですのでパッチテストを貼る日、2日後、3日後が受診できる日に行います(例えば、月曜日に貼って、水曜、木曜にはがして判定)。貼ったものが途中ではがれてしまうとやり直しになりますので、入浴はやめていただくか、濡れないようにしてもらいます。夏は汗をかきやすいためテープのかぶれがおきたり、はがれたりしやすいので検査には不向きです。

水いぼ(伝染性軟属腫)の治療について

 ウイルスでできるいぼの一種です。小さいお子さんによくできますが、約1~7年で免疫ができて自然治癒するといわれています。遅くても小学生になるくらいで治るケースが多いため、数が増えないのであれば待ってもよいと思います。接触感染しますので、乾燥肌やアレルギーがあると掻いてしまって、かなりの数に増えてしまうことがあります。
 また大きくなると化膿することもありますので、数がどんどん増える、かなり大きくなってくるなら治療したほうがよいかもしれません。一番早く確実な治療はいぼの中の芯を出してしまうことです。とったところは感染力がなくなりますが、免疫がつくまではまた新たにできる可能性はあります。また、いぼをピンセットでつまんでちぎるため痛みがあるのが難点です。

 当院では希望があれば、ペンレステープ、リドカイン軟膏という麻酔のぬり薬を使用してからとることもできます。全く痛みがなくなるわけではありませんが、痛みが軽くなります。麻酔をぬって皮膚から吸収させるのに約30分程度必要ですので、平日(水曜日以外)の午後の予約で行っています。初めての方はまず受診していただいてからの予約になります。申し訳ありませんがCOVID19感染症流行中につき現在は処置はお休みしております。

じんましんについて

 じんましんは突然かゆみをともなって蚊にさされたように赤くふくらみ、24時間以内に消えてしまいます。一般に蕁麻疹の原因として食べ物(特定の物を食べて2時間以内に症状がでる)、温熱、寒冷刺激(暑さ、寒さの温度差で症状が出現)、日光、機械的刺激(ひっかく刺激をあたえるとでる)、薬、接触、ストレス/疲労、内臓の病気などがあります。しかし70%は原因不明(特発性)です。治療は原因があればそれを避けることが一番ですが、原因が避けられない、わからない場合はアレルギーを抑える薬をのむ治療です。症状をおさえることのできる、自分にあった薬を続けてのむことが大切です。6週間以上つづく慢性蕁麻疹ではあう薬がなかなか見つからないこともあります。
 慢性の場合は薬を飲んでいると症状がでないけれど、止めるとまだでてしまうことも多く、根気よく飲みつづけることが必要です。
 また今までの一般的な治療でコントロールができない12歳以上の特発性慢性蕁麻疹に対して、原因の一つであるIgEを抑える抗IgE抗体製剤(ゾレア)が当院でも使用できます。1か月に1回の注射を3か月継続します。もともと喘息の治療薬でしたが、アレルギー性鼻炎にも適応が追加されました。しかし全員の方が完治するわけではなく、また非常に高価な薬です(1回の投与で3割負担で約3万円)
 また全身に蕁麻疹がでて、唇やまぶた、口の中が腫れる、のどがつまるような息苦しさ、咳、血圧が下がって倒れる、腹痛、嘔吐を伴うような場合はアナフィラキシーショックという危険な状態です。このような場合はすぐに救急病院に受診してください。原因は食べ物、薬などの他にスズメバチに刺されたときに蜂毒によっておこる場合があります。原因を調べて避けることが必要ですが、アナフィラキシーショックを起こしたことがある場合は病院を受診するまでの血圧を保つためにアドレナリン自己注射(エピペン)をそなえに処方してもらうこともできます。

新しいアトピー性皮膚炎の治療について

 平成30年「デュピクセント」というアトピー性皮膚炎の治療薬としては初めての「生物学的製剤」が承認されました。アトピー性皮膚炎の病態に深く関係するTh2細胞の炎症反応を抑え、皮膚のバリア機能障害やかゆみ、炎症反応を抑えます。今までの治療でコントロールできなかった重症患者さんに使用しています。2週間ごとに皮下注射を最低半年間継続し湿疹、かゆみがない状態;寛解を目指します。その後の投与は効果や症状に応じて個々に決定しますが、症状がない状態を半年程度維持するように、長く使用するほどよい状態が維持できることがわかっています。現在までに高い有効性と安全性が確立されましたので、症状をなくすまで、またそれを持続させるために長期使用することが治療ガイドランでも推奨されています。また3回目からは注射手技ができるようであれば自宅で自己注射することも可能となりました。もちろんその間も外用剤や保湿剤の併用は必要です。治療費は高額ですが、収入に応じて高額医療費制度の使用、自己注射によって長期処方することで負担が軽減できます。
 また新たにヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬という内服薬が新たにアトピー性皮膚炎の治療に使用することができるようになりました。現在までに3種類が認可されています。それぞれに特徴がありますので、どれを選択するかは患者さんに応じて相談の上決定します。ただデュピクセントと違い、副作用について注意が必要です。実際に使用するまでに肝炎ウイルスや結核の既往がないかなどの感染症チェックや、貧血、肝臓、腎臓に問題がないか血液検査や胸部レントゲンなどを行う必要があります。また実際に使用してからも血液検査や帯状疱疹などの感染症の発症、深部静脈血栓症、間質性肺炎、消化器症状などの合併症について注意が必要です。ただ湿疹の改善とともにかゆみを抑える効果が非常に強く、速くみられるのが特徴です。治療費はデュピクセント同様に高額ですが、つらい症状が落ちつくまでの短期間使用するという方法も可能です。

 今までの治療でアトピーのかゆみがとれない、皮膚の症状がうまく治らない、日常生活に困る状態であればご相談ください。

多汗症の治療について

 子供の時から手汗が多くて困っている、脇に汗ジミができてしまって気になると受診される方が多いのですが、多汗症には手のひら、足の裏、わき、顔などの体の一部からと全身の場合があります。子供の時からの発症であれば原発性ですが、大人になってから始まる場合は甲状腺など全身の病気や神経疾患、薬剤の影響などの場合が考えられます。原発性の場合は日常生活が困る程度であれば治療を行います。ただ汗を完全にとめることは不可能です。初めに行う治療は外用剤で、今までは塩化アルミニウム溶液を患部に塗り続け、汗を出す出口を抑えることで量を減らす治療をしていました。金属の溶液であるためかぶれる可能性はあり、保険がきかない院内製剤ですので自費になります。それで効果が見られない場合はイオントフォレーシス、わきのみボツリヌス毒素の局所注射(効果は半年ほどで、保険適応ですが高額です)、また漢方、抗うつ薬などの内服薬が効いた報告もあります。また治療の効果がなく、手の重症多汗症のみ胸の交感神経を外科的に遮断する手術、レーザー治療などもありますが、当院で行える治療については外用剤までになります。
 現在は腋窩原発性多汗症(ワキ汗)について保険で治療できる外用剤(エクロックゲル:12歳以上で安全性確認)、ワイプ剤(ラピフォートワイプ:9歳以上)の2種類が発売されています。汗を出す指令であるアセチルコリンが受容体に結合するのをブロックすることで汗を抑える効果があります。抗コリン作用があるため、目に入らないように気をつける、基礎疾患によっては注意する必要がありますが、発症が25歳以下のワキ汗の症状で長く困っておられる方はご相談ください。
またR56月から手掌(手のひら)多汗症の外用剤(アポハイドローション:12歳以上で安全性確認)が新たに発売されました。発汗が我慢できず日常生活に支障がある状態であればご相談ください。

受診される患者さんへ

 皮膚は体の一番外側にあり、いろいろな刺激から守ってくれる臓器であるため、いろいろなトラブルもおきやすい場所です。かゆみもつらい症状ですし、皮膚の症状は目に見える分、不安になることも多いと思います。気になる症状があればお気軽にご相談ください。
(初診以外の方であれば前日までの外来診療時間内に電話で予約対応もしております)

施設認定

医師紹介

  • 部長野間 陽子(のま ようこ)

    野間 陽子(のま ようこ)
    卒年
    1996年
    資格
    日本専門医機構認定皮膚科専門医
    卒後臨床研修指導医
    専門領域
    皮膚科一般

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