皮膚科2021/11/12

帯状疱疹ワクチンについて

 帯状疱疹は子供の時に多くの方がかかった水ぼうそうのウイルスが体の神経節に潜伏しており、加齢やストレス、持病の影響などで免疫力が低下したときに再活性化することで発症します。80歳までに約3分の1の人がかかるといわれており、強い痛みと水ぶくれ、赤い発疹が体の片側に出てきます。発症早期に抗ウイルス薬で治療することで帯状疱疹後神経痛という長引く痛みを残さないように治療することが重要ですが、発症した部位によっては合併症や、強い神経痛が長く残ってしまう方がいます。そのため50歳以上の方にワクチンで免疫をつけて予防することができるようになっています。

 予防のワクチンは2種類あり、以前から水ぼうそうのワクチンとして使用されていた生ワクチンと、最近使用できるようになった不活化ワクチンです。生ワクチンは比較的安価ですが、ウイルスを弱めたものを接種するため免疫が強く抑制された方にはウイルスが感染してしまう恐れがあるため使用できません。不活化ワクチンは誰にでも使用でき、また生ワクチンよりも予防効果が高く、高齢者でもしっかり有効性があることがわかっています。しかし不活化ワクチンは高価であり、コロナワクチンと同様、筋肉注射を2回行うことが必要で、注射部位が赤く腫れて痛んだり、筋肉痛、発熱、頭痛などの副反応は高率におこります。一般的に強い副反応も3日から1週間程度でおさまります。

 当院では不活化ワクチンのシングリックスを採用しています。ワクチンについては自費になりますので、1回の注射で約2万円(その他受診料などもかかります)、2か月あけて(遅くても6か月以内)に2回目の注射を行います。まず希望される方は受診の上ご相談ください。(実際の接種は予約になります。)

各診療科トピックスの一覧に戻る

PAGEのTOPへ

PAGEのTOPへ

ご利用者別メニュー