外科2017/10/30

【消化器外科】直腸がんに対する自律神経温存術について

直腸がんに対する自律神経温存術

大腸癌で特に直腸癌の手術に対する合併症として、排尿障害と男性の場合、勃起障害、射精障害があります。
これは、排尿男性機能を支配する骨盤内自律神経が直腸の背面を通り直腸や泌尿器生殖器に分布しているため、手術の根治性を高めるため、周囲脂肪リンパ節を部清する際に傷つけられてしまうためです。
現在、比較的進行していない癌に対して、この自律神経を温存し癌に対する根治性を損なうことなく、術後の排尿または性機能の維持を図ることを目的とした自律神経温存術が行われるようになっており、当院でも適応がある患者に対し、積極的にこの方法を取り入れて手術を行っています。

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