心臓血管外科22017/11/19

大動脈の病気について

動脈瘤

 動脈瘤は、動脈硬化により動脈がもろくなり太くなる病気です。どの場所にも動脈瘤ができることがありますが、多いのはお腹です。
 動脈瘤はほとんどの場合無症状ですが、大きくなり破裂すると非常に危険です。そのため、この病気が見つかった場合は、破裂する前に手術を行う必要があります。
 以前は胸やお腹を切って動脈瘤を人工血管に交換する手術でした。しかし2007年より、足の付け根だけ小さく切ってステントグラフトという道具で血管の内側から補強する、体に楽な手術も可能となりました。
 また最近は胸部(弓部)大動脈瘤に対しては、積極的にopen stent法を施行しています。

胸部大動脈瘤 人工血管置換術

ステントグラフト内挿術

腹部大動脈瘤 人工血管置換術

ステントグラフト内挿術

大動脈解離

 大動脈解離は、動脈の壁が裂ける病気です。大動脈の壁は、3層構造になっていて、内側から、内膜・中膜・外膜になっています。何らかの原因で内膜に裂け目ができ、中膜の部分で動脈が裂けるとこの病気になります。動脈が急に裂けるため、突然胸や背中が激しく痛むという症状がでます。
 大動脈解離は、心臓の近くの上行大動脈が解離している場合をA型、上行大動脈が解離していない場合をB型といいます。A型の場合は、手術しない場合、24時間以内の死亡率が75%と高いため、ほとんどの場合緊急手術が必要になります。B型の場合は、通常安静にし、血圧を下げて治療しますが、手術が必要になる場合もあります。
 最近は積極的にopen stent法を施行しています。

弓部置換術

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