皮膚科2017/10/30

アトピー性皮膚炎について

 アトピー性皮膚炎では皮膚の乾燥があり、皮膚本来の外からの刺激に対する守る力が弱くなっていると言われています。そのためさまざまな刺激やアレルギー反応によって、慢性のかゆみ、湿疹変化をきたします。ただし適切な治療を行うことで良い状態を保つことができます。
 
 治療はまずぬり薬です。乾燥をおさえ、保護するためにも保湿剤(皮膚にうるおいをあたえる)によるスキンケアが必要です。もちろん肌は個人個人ちがいますので、自分にあったものを使用します。そしてかゆみ、湿疹になっているところにはその炎症の強さ、ぬる場所に応じた薬を使います。薬の種類はたくさんあるため、はじめはしっかり通院して自分の状態にあった薬をつかってください。湿疹の症状も変化しますのでその時々に応じたものに変更します。そして健康な皮膚の状態にもどしていきます。すぐに症状の改善がみられることも、アレルギーが強くなかなかうまくいかないこともあります。根気よくよい皮膚の状態をつくるように受診、相談してください。自分でうまく湿疹とつきあえる、コントロールできるところまで薬を使いこなせるようになりましょう。
 
 また抗アレルギー剤、抗ヒスタミン薬などののみ薬があります。じんましんなどのアレルギーや、いろいろな湿疹のかゆみをおさえることにも使用しますが、最近長くつづけることがアトピーにも有効であると学会でも推奨されています。 
 
 ほかに自分のアレルギーの原因や、日常生活で悪化させる原因がないか血液検査、パッチテストなどの検査を行います。

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