呼吸器外科2017/10/27

肺がんについて

診断

超音波ガイド下の気管支鏡(EBUS-GS、EBUS-TBNA)を駆使し、組織型、遺伝子情報(EGFR、EML4-ALK、ROS1)、蛋白情報(PD-L1、EML4-ALK)を決定します。従来ならば診断不能な微少病変も確定診断できるようになりました。また、ケースによってはCTガイド下の生検、胸腔鏡(VATS)による生検も施行しています。

治療-手術

肺癌手術の約90%は完全鏡視下(cVATS)で行っています。最大4cm程度の創を3ないし4か所作成し、胸腔鏡を用いて行います。病変が著しく大きい、病期が進行している場合等は従来の開胸手術で対応します

治療-化学療法

病理学的な診断結果や、遺伝子、蛋白情報の結果により、現状で最良な薬剤の選択を行います。外来通院で施行できますが、希望により入院による投与も可能です。

治療-放射線療法

放射線科の協力により行います。基本的に局所制御が目的ですが、癌性疼痛対策や出血対策等の緩和目的にも使用します。
また、化学療法との併用で効果が期待できる場合は、放射線化学療法を考慮します。

治療-光線力学療法(PDT:Photo Dynamic Therapy)

レーザーによる低侵襲な治療です。対象となる肺癌は限られますが、低肺機能の方に発症した気管支鏡可視範囲の肺癌に対し有効です。

進行肺癌に対しては、化学療法、放射線療法、手術を組み合わせ、集学的治療を行うことにより、良好な結果を得ています。

択とし、非耐術患者に対しては気管支鏡による塞栓、胸膜癒着等集学的に治療します。

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