理事長・院長挨拶

ご挨拶

ハードからソフトへ

  ― キーワードは育成、成長、貢献 ―

院長 山本 祐司

理事長・院長 山本 祐司

一般財団法人永頼会 理事長
松山市民病院 院長 山本 祐司

 地域の医療機関や関係の皆様には、日頃より救急医療や専門医療を通じて、松山市民病院との連携・交流をいただき有難うございます。
 
 世界は去年、トランプ米大統領の驚きの内政・外交や北朝鮮の核・ミサイルの脅威に振り回されました。日本では、秋の国会冒頭解散のあと、総選挙で敵失勝利した安倍政権は丸5年が経過し、世界の首脳に長期の安定した存在感を示したようです。
 この間、日本全体としては、株価上昇、景気拡大、雇用回復などが数字の上では言われてきていますが、実質所得が伸びない中での家計消費の低迷と人口減少が顕著な地方では、実体経済が良くなっているようには見えません。
 医療界では、平成30年度の医療・介護報酬の同時改定にて、医療は「本体部分」としては+0.55%ですが、薬・医療材料などを含めた「全体」としては、-1.2%と厳しいものになり、病院の経営体質は悪くなると予想されます。持続可能な社会保障のために時代に即した改革が求められる中で、急性期病院も一段と気を引き締めて運営に当たらねばなりません。

 自院では、昨年、病院リノベーションとしてHCU開設と、松山リエール保育園(病児保育を加えた院内・地域枠保育所)の新設・拡充、さらには病院ホームページの更新など行いました。
 今年(2018年)5月には、3テスラMRIを追加設置し、残すところSPECT装置の更新が9月に実現する予定です。これで2011年の東日本大震災以後、新南病棟の免震建て替えに始まり、約7年をかけて取り組んできた病院棟・事務管理棟・駐車場・保育園などハード面の施設整備はほぼ終了します。
 一方、今年はこれまでの人事考課制度導入やワークライフバランス向上に加えて、全職員の4分の3を占める女性職員を対象に働き方の意識調査を行っています。それらの分析に基づいて、人材育成や働き方、情報コミュニケーションなどに関するソフト面の強化に努めたいと思います。
 
 さて、毎年更新してきた病院スローガン、今年は「ハードからソフトへ」を掲げ、キーワードは「育成、成長、貢献」とします。英語では、nurture、growth、contributionと表現できます。
 診療各部門・部署や事務管理部門において、新入・初期職員には業務内容や必要なスキルを明確にし、キャリアアップできる道筋と研修機会を提供し、次世代の人材を育成するしくみを自院で再構築します。
 中堅職員には、具体的な資格取得や院内外での研修、研究発表などの経験を積むことで、業務の質・モチベーションの向上や部下育成による自己成長が期待されます。そのことが、医療チームに、病院組織に、そして地域社会への貢献につながり、自身の喜びや生きがいに変わります。
 また、出産・育児・介護などで多様化する職員のライフステージに沿った働き方を選択することもできます。
 
 職員一同、戌(いぬ)年にあやかりながら、忠実に、ヒトのために、ヒトとともに、「人材育成、自己成長、社会貢献」に努めたいと思います。
 今後とも松山市民病院とのご交誼をよろしくお願い申し上げます。

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